・消すことが難しい和彫り(タトゥー)
もともと刺青は、消す場合保険適用外のレーザー治療を受けて消すものとなっています。
ボディアートとしてピアスなどとは違い、日焼け止めを塗るなどのケアはあっても一定期間放置しておくと消える、というものでもないので長く付き合っていけるアートとなっています。
・女性にも人気の和彫り
和彫りと聞くと、どちらかといえば男性が重厚感のあるデザインをいれるのが多い印象ですが和彫りは彫り方によっては繊細で美しい図柄にもなりますので、女性にも人気となっています。
艶やかな花魁、桜の花、神々しい鳳凰など、女性にも愛されるようなデザインは多く、それらを好んで和彫りを選ぶ女性の方も多いです。
蓮の花など、現代風にアレンジされた和彫りも多く、女性ならではの和彫りが完成されています。
重厚感あるデザインのものも思いのほか人気で、胸割などを好んで入れている女性の方もいて、和彫りは男女問わず人気であり、そして思いのほか身体になじみやすい図柄となっています。
流行により、和彫りも様々な現代風アレンジがされています。
代表的な図柄を好みにアレンジするなど、自分の個性を表した和彫りを入れやすくなっています。
背中、腰、足の甲、肩などが特に人気の部位で、そこに艶やかな和彫りを入れる女性の方も多くいらっしゃいます。
和彫りというと、デザインはもちろんですが、その図柄や入れる動物によって込められた意味合いも異なります。
その意味を汲んでデザインに取り入れる和彫り、一つの強い決意を込めて刺青として刻んでみてはいかがでしょうか。
タトゥーの魅力→
・美しいタトゥーの世界
日本という国、文化の中では良い印象をもたれないとして敬遠されがちのものですが、本来江戸時代の華、信仰、強い決意、祈りを込められて彫られていたものであるタトゥー。
永遠に残り続けるそのボディアートは美しく、タトゥーの魅力に魅せられている方はどんどん増えています。
芸能人の方にもタトゥー愛好家は多く、昔よりもファッションとしてタトゥーを受け入れられている面があるのも確かです。
他にも自分の子供の名前を彫る、または亡くなった自分の親の命日などを刻んでおき、いつまでも忘れないようにする、など永遠に消えないという点ではやはり強い想いを刻んでおくという面で人気があります。
消えないという点では、そう簡単に入れられるものでもありませんし、また基本刺青の施術は高額であり、痛みが伴うものなので、それでも入れたいと思えるものを入れることになります。
自分自身の個性を表現し、ファンタジーの世界の住人のようになりたい、という願望からタトゥーを入れる方も多いです。
ピアス、インプラントなども併用し、よりタトゥーの美しさを作り上げていく、ボディアート自体に強いこだわりをもつ人もおられます。
あまりこういった世界になじみがない場合、怖い世界だと思われがちです。
もちろん入れる上で、きちんとリスクを理解する必要はあります。
就職活動はもちろん、海水浴、温泉、スポーツジムへの入会での規制、また保険加入の条件も厳しいものとなるそうです。
なので、好奇心や遊び半分で入れるのだけは避け、しっかり考えた上でタトゥーの世界に踏み込むようにしてください。
後悔する、という情報が露出しがちですが、さらにその魅力に魅せられてタトゥーを増やしていく方もいます。
技術も上がり、立体的に見えるもの、またまるで写真のような仕上がりのタトゥーもありますので、美しい図柄を自らの身体にしっかり刻み込むことが出来ます。
そしてその美しさに惹かれ、自分が彫り師になりたいとその道を志す人もおられます。
刺青を廃絶させようとする風潮は確かにあり、アンダーグラウンドな趣味として成り立っているタトゥー。
ですが、この世界に魅せられる人がいる限り、根強い人気としてタトゥーは存在し、それを支える職人として彫師も存在し続けるでしょう。
・ぼかしを利用したリアリティ溢れるもの
タトゥーをいれるにも様々な技術があり、その技術を駆使することでリアリティ溢れるタトゥーを入れることが出来ます。
たとえば破れた皮膚を表現し、その中に花をたくさん咲かせてみる、などファンタジーな魅力溢れる作品を彫ることも可能です。
ブラックタトゥーも他の色を併用することでより立体的なものを目指すことができ、不可能に思われやすい技術だった、ハイライトを入れるなど、その技術は高いものとなっています。
肉体改造により関心がある方はタトゥーとともにピアスやインプラントを利用し、より自分の思うようなアートを目指してこれら肉体改造の手段を利用しているのです。
また白いインクを入れるという行為は非常に難しいものなのですが、これによって日焼けでのやけがちだったタトゥーが、
逆に日焼けをすることでその白いインクが浮かびあがるようにも彫ることができるようになり、いままで日焼けを避けるべきだったタトゥーが逆に日焼けを利用し、
違った印象を与える効果を得られるようになったのです。
タトゥーの技術も日々進化し、より鮮やかな発色を目指せるようになってきました。
これらのインクを駆使し、職人の技術で彫られる刺青。それはとても美しいものだといえます。
また過去に彫った刺青をカバーアップするなどの技術もあり、昔に彫ったイタズラ彫りが恥ずかしくて仕方ない…といったお悩みを持たれる方に嬉しい、上から綺麗な絵柄を彫る、という技術もあります。
続き彫りなど、もとの絵柄に延長して図柄を彫る作業もあり、それは最初は元の絵柄と馴染まないものの、熟練した彫り師の計算により段々馴染むように作られていきます。
手法によってさまざまな図柄を身体に刻むことが可能なので、美しいグラデーションなど様々な相談をし、是非美しい図柄を身体に描いてください。
丁寧なカウンセリングとともに、ご自分のペース、予算、体質にしっかりと配慮した納得いく図柄を描いてもらえるでしょう。
【著・Webライター】